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ライフ #自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング

「え、それも知らないんですか(笑)」 上司を萎縮させる若手の一言…厄介な「ロジハラ部下」とうまく付き合う方法は?

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ロジックハラスメント
双方向ロジハラ時代には「勝ち負け」ではなく「合意形成」が必要です(写真:aijiro / PIXTA)
  • 大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
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③ 役割とルールで会話を整理する

知識量では部下が勝っていても、意思決定の責任は上司にあります。そのため、会話のルールを明確にすることが重要です。「意見は歓迎するが、最終判断は私が行う」「議論は事実と目的に基づいて行う」「人格批判は禁止する」。こうした役割とルールの明文化が、ロジハラを防ぐ土台になります。

双方向ロジハラ時代に必要なのは「勝ち負け」ではなく「合意形成」です。

ロジハラが起こる背景には、以下のような複数の要因が絡み合っています。

・知識差
・価値観の違い
・コミュニケーションの癖
・承認欲求
・役割の曖昧さ

そのため、どちらか一方を責めても問題は解決しません。

これからの職場に必要なのは、「勝ち負け」ではなく「合意形成」を目的とした会話設計です。

合意形成とは、以下のプロセスです。

・相手の立場を理解し
・事実を共有し
・目的をそろえ
・最適な選択肢を一緒に探す

組織として「仕組み化」に取り組むことが不可欠

論破ではなく、共創。支配ではなく、協働。上下ではなく、役割。この視点が、双方向ロジハラ時代のコミュニケーションを支える基盤になります。

組織ができることは、個人任せにしない「仕組み化」に取り組むことです。ロジハラは個人の性格の問題ではなく、組織の構造が生む現象です。そのため、組織としての対策が不可欠なのです。

・1on1のあり方の教育と徹底(形式的ではなく、相互理解の場として機能させる)
・議事録文化の定着(音声で文字起こしが簡単にできる)
・ハラスメント相談窓口の強化(利用する側のハードルを下げる)
・AI・ITリテラシー研修の双方向化(個人任せにせずに教育する。教育の場を利用して相互コミュニケーションも生まれる)

こうした仕組みが整うことで、ロジハラは自然と減少します。

ロジハラは、誰もが加害者にも被害者にもなりえます。だからこそ、「相手を論破する」ではなく「一緒に前に進む」ための会話が求められています。職場のコミュニケーションは、勝者と敗者を決める場ではありません。より良い成果を生み出すための協働の場です。

その原点に立ち返ることが、ロジハラを超えていく第一歩となると思います。

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