夏の定番ポロシャツは、ビジネスTシャツより「きちんとしている」と思われがちです。たしかに襟の有無からも、その捉え方は合理的に思えます。にもかかわらずポロシャツ姿がだらしなく見える方がいらっしゃるのは、なぜでしょうか。
その一因は、ルールの異なる「2種類のポロシャツ」が、紳士服量販店に混在していることにあります。両者の着こなしや選び方を無自覚に間違えてしまったとき、ポロシャツ姿に違和感が残ってしまうのです。そこで今回は、ポロシャツの解像度を高める選び方の鉄則と、ユニクロのおすすめアイテムをお届けします。
「ビジポロ」と「ニットポロ」の違いとは?
ビジネスウェアとしてポロシャツが許容されて約20年が経ちますが、時代とともに、実は紳士服量販店に並ぶアイテムの性質が変化していることにお気づきでしょうか。これまで十数年、ビジネス用途のポロシャツは「ビジポロ」と呼ばれ、ワイシャツに近い構築的なものが主流でした。襟とボディーの間に「台」と呼ばれるパーツを挟むことで首元に立体感をもたらす「台襟(だいえり)」や、ワイシャツのように前立てにボタンを配したフルオープン仕様など、カジュアルなものとは明らかに異なるデザインでした。
ところが昨今、ビジネスTシャツなどオフィスカジュアルの浸透によって、サマーニット地の「ニットポロシャツ」を扱う量販店が増加しました。これまで20年以上、エグゼクティブの買い物に同行してきた専門家としての視点では、昨年あたりから「売り場での存在感が半々に近づいている」と感じています。そして両者は、選び方から着こなしまでまったく別物です。その違いを理解せず、コーディネートすることで違和感が出てしまいます。では具体的に「何が違うのか」解説していきましょう。

