24年4月から26年3月末まで、香港政府はEV(電気自動車)とPHV(プラグインハイブリッド車)に代表される新エネルギー乗用車の新車登録時に賦課する税金を、最大5万香港ドル(約100万円)超に削減した。
BYDを代表とする中国EVは、同じ価格帯ながらもより高レベルの装備を付属させることで、市場シェアを急速に伸ばしつつある。25年には、極氪(ジーカー)、小鵬汽車(XPeng)、広汽埃安(アイオン)、上汽名爵(MG)などの中国EVブランドも香港市場の販売台数上位10位入りを果たした。
中国国内市場は減少止まらず
中国の国営自動車大手の一汽紅旗と東風汽車は、香港の乗用車市場では新規参入メーカーだ。一汽紅旗は今回、右ハンドル仕様車3モデルを展示した。また同社は、今後3年間で香港を拠点として、世界の右ハンドル市場向けに少なくとも6車種の新たな新エネルギー車を投入する計画も明らかにした。
東風汽車傘下で高級EVに特化した嵐図汽車(VOYAH)は、多目的車(MPV)「夢想家(Dreamer)」の右ハンドル仕様を26年に世界市場で発売すると発表した。まず香港市場で販売を開始する予定だ。
中国の業界団体である乗用車市場信息聯席分会の統計によると、26年1~5月の中国国内の乗用車小売販売台数は前年同期比19.5%減の709万9000台となった。EVやPHVなどに対する販売助成措置の縮小が響いている。一方、同期間の乗用車輸出台数は前年同期比68.1%増の337万3000台に達し、輸出に活路を見出す姿勢が鮮明になっている。
(財新記者:余聡)
※中国語原文の配信は6月20日

