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羽生結弦も惹かれた「絶望の哲学者」シオランの名言がネガティブなのに現代人に刺さる理由

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(撮影:今井康一)

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羽生結弦氏が言及したことがきっかけとなり、静かなブームを呼んでいる「反出生の思想家」エミール・シオラン。その名言は、ありとあらゆるタイプの「ダメ人間」がありとあらゆる場面で頼れるものでもある。絶望している人への言葉、目立ちたくても目立てない人への言葉、さらには朝弱い人への言葉……ネガティブなのになぜか元気が出るその驚愕の思想を紹介しよう。
※本稿は『生まれるのも生きていくのもめんどくさい!超訳シオランの言葉』(済東鉄腸著)から、抜粋・編集してお届けします。以下に紹介するのは、シオランの著作の日本語版からの引用ではなく、済東氏が独自に原著を解釈した言葉です。

絶望は「シャツ」のように着替えればいい

(画像:『生まれるのも生きていくのもめんどくさい!超訳シオランの言葉』)

超訳
生きることに慣れるためのコツは? シャツ着替えるみたいに絶望もとっかえていくこと

逐語訳
人生に適応する秘訣は? 絶望をシャツのように変えたこと。

紹介者にとって、一番好きなシオランの呟きはこれかもしれない。終わりのない、あまりに深すぎる鬱に打ちひしがれている時、これを読んでマジに衝撃を受けた。絶望を筆頭に、怒りや悲しみ、憎しみや不安という負の感情は何よりも重苦しいものであって、それを抱えこむと象にのしかかられてるみたいにベッドからずっと動けなくなる。それくらい恐ろしいものだと思っていた。

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