東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「東大に受かったが明治は不合格」「青学に受かったが女子大はダメだった」…"予想外すぎる受験結果"増えているのはなぜ?

7分で読める
成績低下に困る先生と生徒
(写真:buritora / PIXTA)
2/4 PAGES

なぜ「東大に受かって、明治に不合格」といった逆転現象が起こっているのだろうか。

一般選抜の「合格者絞り込み」が生んだ逆転現象

この背景にあるのは、私立大学の一般選抜が難しくなっているという事情だ。なぜ、私立大学は難しくなっているのか。

「総合型・学校推薦型選抜の拡大があります。私立大学が年内入試で早期に合格者を確保する戦略にシフトしています。これらの年内入試は辞退者が少ないので入学者を確保できます」(代々木ゼミナール 教育情報センター教育情報室長 木戸葵氏)

日東駒専や大東亜帝国などの中堅大学の入学者のうち、半数以上が年内入試を経ている。東京理科大や芝浦工大といった理系大学も指定校推薦の数を増やしている。そうなると、一般選抜の割合が狭くなる。

もう1つの大きな要因は、定員厳格化だ。定員数を一定以上オーバーすると、国からの補助金が減額されるルールになっている。大規模大学では収容定員の110%を超えると補助金が減額されるため、それを避けるために大学側は合格者数を絞り込んでいる。

それもあって、2026年度は多くの私立大学で繰り上げ合格がなかった。「東大に受かって明治は不合格だった」という例を挙げたが、その明治大学政治経済学部政治学科の一般選抜の入試倍率の推移を見ていこう。

22年 2.5倍、23年 3.4倍、24年 2.3倍、25年 3.5倍、26年 3.2倍。つまり、隔年で2倍台と3倍台を繰り返してきたので、本来なら26年は2倍台になるはずだったが3倍台をキープしている。それだけ競争が激しかったわけだ。

「国立大学と私立大学では入試の傾向が違います。東大入試は知識を基に記述力や思考力を求めますが、私立大学は知識量を求めます」(木戸氏)

つまり、国立大学対策に専念してきた受験生が、併願の私立受験の準備に時間がかけられなかったというケースがあるのだ。

結果、東大に合格しても、明治に不合格というケースが出てくる。ちなみに今年の明治は難しかったと評判で、早稲田に合格したが明治は不合格だったという例も。その学生の場合、クラス担任も「どうしてこんな学力が高い生徒が明治は不合格だったのか」と首をひねったという。

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数