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過去最悪レベルの日中関係《中国で「日本人です」と言うのが少し怖かった、そして実際に言ってみた》緊張走った瞬間も

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中国・大連の「港東五街」はSNS映えする景色として知られ、にぎわっていた(写真:筆者提供)
  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)
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戦い終えたあと、馬さんは「今まで腕相撲をした中で一番強かったのがカザフスタン人、二番目が日本人、一番弱かったのは北朝鮮人だ」と言った。

すごいな、まさに腕一本で世界を見ている。感心していると、彼は「俺、2019年に日本の腕相撲大会に出たんだ。日本人は体格の割に強いよ。あなたも強い」と國友さんを称え始めた。

草の根の日中友好は死んでいなかった。

ちなみに馬さんが尊敬する日本人は格闘家の魔裟斗(まさと)で、服装や髪型も魔裟斗を真似ているらしい。
ここでも連絡先を交換して別れた。

國友さんが「中国の大学生って素直でかわいいね」とほっこりしていた。若者の多くが日本アニメを通じて日本に悪い感情を持っていないことは知っていたが、武将や格闘家までソフトコンテンツになっているのが、素直な驚きだった。

広場では、地元の人々が集まって健康のための体操やダンスなどを楽しんでいて夜でも活気があった(写真:筆者撮影)

「どこの国の人間だ」緊張が走った船内

中国人との付き合いが多い私は、一般市民が日本をどう思っているかについて自分なりの肌感覚を持っている。ただ、中国のニュースで連日「日本は危険なところだから行くな」「高市政権は新型軍国主義国家」と流れている中で、知らない中国人に「私は日本人です」というのは多少不安があり、緊張した。

実際はみんな優しかった。もっとも一度だけ、緊張が走った場面があった。

高速鉄道の煙台駅近くの街並み。周囲には手頃な価格の宿泊施設が数多く集まっている(写真:筆者撮影)
大連への船が出ている煙台市。海浜公園に設置された巨大なクジラのアートオブジェ「孤独の鯨 (Lonely Whale)」(写真:筆者撮影)
煙台から大連へはフェリーで移動した(写真:筆者撮影)
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