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『トイ・ストーリー5』タランティーノも3部作完結を支持した5作目が、「シリーズ最高傑作」になった必然

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トイストーリー
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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト

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第1作目の公開から31年。シリーズ最新作『トイ・ストーリー5』が、北米をはじめとする全世界で大ヒットしている。

1億6000万ドルの北米デビューは、今年の公開作においても、シリーズの歴史においても最高。3億1200万ドルの全世界デビューもまた、今年のベストだ。公開5日目には、早くも北米で2億ドルの壁を越えてみせた。

これは2024年の『インサイド・ヘッド2』と同じペース。最終的に『インサイド・ヘッド2』は全世界で17億ドル弱を売り上げ、アカデミー賞の長編アニメーション部門に候補入りした。『トイ・ストーリー5』にも同じことが起きる可能性は、十分。批評家、一般観客の反応が非常に良いので、なおさらだ。

シネマスコア社の調査によれば、観客の評価は「A」。このシリーズは毎回「A」か、それ以上を獲得してきているのだが(2作目は『A+』)、自ら設定してしまったその高い基準を今回も満たした。

タランティーノは「4作目は見ない」と断言したが…

それどころか、批評家の中からは、「シリーズ最高傑作」という声まで聞かれるほど。実際、公開以来、アメリカのメディアでは、子どもにどれだけのスクリーンタイム(スマホやパソコンなど画像を見る時間)を許すかというトピックがあちこちで取り上げられている。『トイ・ストーリー』シリーズはいつも笑いと涙を与えてくれたが、このようにタイムリーな問題について考えさせるきっかけを作ったのは初めてではないか。

それはかなり斬新なこと。メジャースタジオがリスクを恐れ、ますます知的財産に頼る今日、続編と聞くと、つい「金儲けのための安易な選択」と感じてしまうものである。クエンティン・タランティーノは、『トイ・ストーリー』は少年アンディが成長して大学に行くという形で完結した3部作で十分、4作目は見ない、と断言した。

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