そして、1作目が証明するとおり、テクノロジーのレベルは決して最も重要な部分ではない。このシリーズが愛され続けるのは、そこにある感情がリアルだからだ。
「テクノロジーのすごさへの感動は、3秒で消えます。その後も惹きつけられるかどうかは、その作品が何を語るのかによるのです」と、1作目の原案からかかわり、現在はピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるピート・ドクターは語る。
回を重ねても、新しい物語を紡いでいく
その精神は、今後も貫かれていくだろう。5作目のヒットを受け、6作目の製作はほぼ確実になった。そもそもスタントンは、アンディが大学に行く話である3作目を手がけた時から、このシリーズは今後も長く続けられると気づいていたという。人間と違い、おもちゃは死なないのだ。
「アンディの時代があり、ボニーの時代がある。そして次の子どもへと続いていく。同じことの繰り返しにはなりません。同じ子なんていないし、家庭も、世の中も変わるのだから。おもちゃたちはその瞬間のナレーターであり、それぞれの瞬間に居合わせるのです」(スタントン)
今から数十年後の世の中で、ウッディやバズはどうしているのか? 想像もつかないが、その頃もピクサーはストーリーとキャラクターのために正しいことをしていると願いたい。

