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『トイ・ストーリー5』タランティーノも3部作完結を支持した5作目が、「シリーズ最高傑作」になった必然

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トイストーリー
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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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「このシリーズは、おもちゃの葛藤を描いてきました。人間の子どもは背景のような存在でした。『誕生日パーティがある』『大学に行く』という出来事の描写はあっても、その子が何に苦しんでいるのかは語られませんでした。今回はそこにしっかり時間が割かれます。おもちゃがテクノロジーの登場に苦しむ話でありつつ、ボニーの苦しみを描くものでもあるのです」(コリンズ)

「あの年齢の子にとって、友達を作るのは楽ではありません。私たちにもそんな経験がありますよね」(スタントン)

CGの進化がストーリーに深みを与えた

しかし、このタイミングでその部分に焦点を当てたのには、別の理由もある。CGアニメーションは、かつて人間の描写を苦手としていたのだ。事実、第1作目の『トイ・ストーリー』には、アンディがほとんど登場しない。人間が主人公の『Mr. インクレディブル』が公開されたのは、オリジナルの『トイ・ストーリー』の9年後である。以後、テクノロジーの進化により、人間のキャラクターは、髪といい、肌の質感といい、非常に美しくなった。

初の長編CGアニメーション映画だった1作目でできなかったことは、ほかにも多数ある。たとえば、水は絶対に出てこない。主要なおもちゃのひとつにグリーン・アーミー・メンが出てくるのも、当時のテクノロジーで描きやすかったからだ。

今日は、技術面で不可能なことはほぼなくなった。制作スタッフの人数も1作目とは比較にならない。だからといって、楽々と進むわけではないという。

「おかげで、ストーリーやシーンをより良くするためにもっと時間が使えるようになりました」と、共同監督のケンナ・ハリス。できないことがないからこそ、新たなアイデアが浮かぶたびに試していけるのだ。

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