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ライフ #再開発されない街

東京大空襲で甚大な被害→整備されず密集化…北区にある「東京メトロで"最も乗降人員の少ない駅"」の周囲に広がる光景

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東京メトロで最も乗降人員が少ない駅のある街とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター

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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第5回は「西ケ原」を取り上げる。

東京都北区の西ケ原という街をご存じだろうか。東京に住んでいてもピンと来ない方も多いかもしれない。それもそのはず。西ケ原にある東京メトロ南北線の西ケ原駅は、東京メトロで最も乗降人員の少ない駅なのだ。2025年度の一日平均は9014人で、1万人を下回っている(東京メトロ公式サイト「各駅の乗降人員ランキング」)。

東京メトロ南北線の西ケ原駅(写真:筆者撮影)

今回取り上げる再開発されない街は、ここ西ケ原だ。西ケ原はどんな街なのだろうか。

本郷通りの北と南で違った街並み

西ケ原駅は出口が2つしかないこぢんまりとした駅である。いずれの出口も、地下鉄の線路と並走する本郷通りという大通りに面している。西ケ原はこの本郷通りの北と南で様子がまったく異なる街だ。

まず北側から見ていこう。駅を出ると、広大な敷地を持つ国立印刷局東京工場が目に入る。隣には花と森の東京病院が建っており、さらにその横には滝野川公園、滝野川消防署、少し住宅地を挟んだ先に滝野川会館がある。

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