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「私の代で最後かも」年商は30年で3分の1、「半年待ち」なのに後継者ゼロ…金箔を支える"日本唯一の和紙"が消滅の危機

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和紙づくりの様子
1枚1枚、一定のリズムで和紙が漉かれる(写真:筆者撮影)
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全体を均一な厚さに漉き上げる。漉いた直後は水を含むので、3、4日の乾燥を経ないとどんな和紙が出来上がるかわからない。

「非効率ですよね。作り方は、感覚でしかありません」

漉いた直後の和紙。何層にも重ね、重しを乗せて水分を抜く(写真:筆者撮影)

気温や湿度によって、その日の漉き方を変える。夏場は原料に混ぜるトロロアオイの粘り気が分解されやすく、頻繁に補充する必要がある。「冬場のほうが、圧倒的に作りやすいんです」と上田さんは言う。気温が低い方が原料が安定し、均一に漉きやすいのだそうだ。季節によって作り方を変える。和紙を漉く手を止めることなく、35年が経過した。

板に張り付けて、乾燥させる(写真:筆者撮影)

一番いい和紙を作ろうと思うと、国産のミツマタに行きつく

「製造の過程で1粒でも異物が入ると、金箔が破れてしまいます。原料から小さな異物を取り除く作業が最も神経を使います」

上田さんの和紙づくりは、すべてが手作業だ。箔合紙の原料は国産のミツマタを100%使用する。

「一番いい和紙を作ろうと思うと、国産のミツマタに行きつきます」

ミツマタの木(写真:筆者撮影)
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