たとえば、私のパートナーは同性です。だから「結婚」や「子育て」であまり比較することはありません。
また、研究して教授を目指しているわけでもないし、自分の病院をどんどん拡大しようとしているわけでもない。こうやって本を書いたり、SNSで生きるための知恵を発信したり、メディアに出たりしています。だいぶユニークです。だからあまり、他人と比較してモヤモヤしたりしないんです。
それでも、たまに比較してモヤモヤすることはあります。そういうときは、共通点を無理やり見出してしまっている証拠。たとえば本の売れ行きだとか、メディアへの登場回数だとか、そんなことを気にしてしまっているわけです。
そういうときは、相手との「違い」を見出します。すると「この人と私とでは、発信する方向性が違う」「ターゲットが違う」「この人は文章の内容より、かわいらしさを優先している」といったことに気が付きます。すると、やはり自分とは違う存在であると改めて認識できるのです。
「比較する癖」から脳を解放
つまり、脳がついつい共通点を見出して「比較」しようとするので、意識的に違いに目を向けることで、その癖から脳を解放するんです。
その上で、意識を自分の行動に戻してください。人は考えすぎると、どうしても他人を見にいきます。だから、「今の自分は、次に何をしたいか」それだけを決めましょう。
たとえば、私の場合なら、「次はこんな本書きたいな」「YouTubeの配信に力を入れようかな」などといったことです。そのプランについて、具体的に考えていくうちに、だんだん「比較」はしなくなります。
そして、その行動に集中する。すると、自分の中に実績が少しずつ積み上がってきます。そうなると、他人との差で自分の人生を測る必要がだんだんなくなってきます。他人と自分の「違い」に目を向け、自分がやりたいことに意識を向ける。それで、この焦りは、少しずつ軽くなっていきます。


