結婚生活では、夫は出張が多く、育児はほぼワンオペだった武田さん。なるべく自分の手で育てたいと、ベビーシッターやスクールに預けるのではなく3歳まで自宅保育をしていた。娘を抱きながらトイレに行く間も惜しんで、立ったまま食事をしていた時期もあったという。
そんな中、ソフィアさんが11歳のときに離婚を決意。しかし、打ち明けた際の娘の反応は、意外なものだった。
「第一声で、『私のスケートはどうなるの?』と言われたんです(笑)。だから、何も変わらないよ、パワーアップするよ!って。実際、すぐにコーチを増やしました」
反抗期に助けられた「ゴッドマザー」の存在
武田さんが育児で「いちばん大変だった」と振り返るのが、その後に訪れた反抗期だった。
「娘が12歳から14、5歳の頃は、本当に大変でした。ホルモンバランスの変化もあって、本人にもどうにもならない部分があるんですよね。でも、母親だって人間だから、つらいものはつらいんです」
そこで武田さんが頼ったのが、「ゴッドマザー」という存在だった。アメリカにある習慣で、子どもが生まれたときに、両親に万が一のことがあった際に子どもを託す人物として指名するもの。武田さんは元夫の親友であるアイリーンさんを選んでいた。
