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浜名湖でも鹿児島でもなく"下呂温泉"でうなぎ養殖、「脂がのって軽い口当たり、しかも安い」を生んだ驚きの背景

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温泉水で飼育したうなぎの稚魚を手にするTri-winの伊藤通康社長
温泉水で飼育したうなぎの稚魚を手にするTri-winの伊藤通康社長(筆者撮影)
  • 永谷 正樹 フードライター、フォトグラファー

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山間部にある地方都市で必ずと言ってよいほど目にする公営の日帰り温泉施設。その多くは、バブル崩壊後の1990年代後半から2000年代初頭にかけて、地域振興や観光客誘致を目的に、地方交付税や補助金を活用して整備されたものだ。

放置されていた日帰り温泉施設で「うなぎの養殖」を開始

しかし近年はコロナ禍や燃料費高騰の影響が重なり、休廃業に追い込まれる施設が増えている。

岐阜県・旧金山町の「ゆったり館」もその1つ。1992年に開業し、ピーク時には年間19万人(1998年度)いた利用者も、2019年度には5万人までに減少。その後、新型コロナの影響が直撃し、管理業者が2021年3月に撤退した。市は新たな事業者を募集したが、決まらないまま放置されていた。

岐阜県下呂市で、かつて日帰り温泉施設「ゆったり館」としてにぎわっていた施設(写真:筆者撮影)

そんな中、2025年1月から、この場所でうなぎの試験養殖を始め、今年1月に本格的に参入した事業者がいる。手がけるのは、岐阜県高山市で観光客向けの屋台村を運営するTri-win(トライ・ウィン)だ。

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