その思いは、山下が主演を務める映画『正直不動産』の世界にも通じている。
『正直不動産』は、嘘がつけなくなった不動産営業マン・永瀬財地が、顧客や仲間と本音で向き合っていく物語だ。2022年のドラマ版から、続編、スペシャルを経て、映画へと広がった。
山下が分析する『正直不動産』が支持される理由
ここまで作品が支持されている理由を、山下は“嘘がない”ことに見ている。
「今の時代って、何が本当で何が嘘なのか、分かりにくくなっているじゃないですか。情報も多すぎて、みんな少し疲れていると思うんです。永瀬は、行動も思っていることも、全部さらけ出していく。そのまっすぐさを、今みんなが求めているのかもしれません」
永瀬の正直さは、時に不器用だ。
けれど、その不器用さにこそ人間くささがある。
「自分の足で動いて、本音で仲間やお客さんと向き合っていく。そこにはどこか懐かしさもあるし、人情味もある。そういうものがギュッと詰まっている作品なんだと思います」
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【「もっと正直でいたいな」】
