「20代は人生の研修期間だと考えて、がむしゃらに、体当たりで『全部やってやる!』という感じで経験を積み重ねることを優先していました。量を重ねる時期から、質を大事にする時期に入ってきたのかなと。いろんなものを見て、食べて、経験していく中で、自分が本当に好きなものが少しずつわかってくるじゃないですか」
目の前の仕事に飛び込み、知らない世界に触れ、自分が何に心を動かされるのかを確かめていく。
その積み重ねの先に、ようやく質が見えてくる。
「諦めなければ、失敗にならない」30年で見えた表現
「諦めなければ、失敗にならない」
山下が大切にしている言葉だ。
「途中でやめなければ失敗にならない。失敗は気づきだと思っています。諦めなければ達成に近づく。昔から、諦めが悪いほうではあったので」
軽やかに笑うが、その奥には、続けてきた人だけが持つ強さがある。
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【山下が目指す「次の段階」】
