1組織当たり、週平均で1466件もの攻撃を受けていました。
昨年はアサヒグループやEC・物流大手アスクルがランサムウェア攻撃を受け、国内でも大きな注目を集めました。アサヒでは出荷停止により店頭から商品が消え、アスクルでは72万件超の個人情報が流出するなど、いずれも被害は取引先・消費者へと連鎖しました。
1社の被害がサプライチェーン全体に波及するリスクは、もはや他人事ではありません。
顧客との対話の中でも、「自社が狙われる実感がないものの、取引先経由で止まるリスクが怖い」「自社のセキュリティ対策はしているが、サプライチェーン全体で見ると守れていないと思う」といった声をよく耳にします。このことからも、サプライチェーン全体への危機感は、より身近になっていると感じます。
流通業界は「サイバードミノ」で狙われやすい
背景にあるのは、「サプライチェーン攻撃」の脅威。単独で事業を行っているわけではない流通業界は、ビジネスが広範なサプライヤーネットワークの上に成り立っています。
たった1社での被害が、供給網の混乱を引き起こし、出荷を遅延させてしまうことで広範な生活者の生活に大きな影響を及ぼす可能性があるのです。
このことをドミノ倒しに例え、「サイバードミノ」とも表現されます。経済産業省の調査によれば、サイバー攻撃の被害を受けた中小企業の約7割で取引先にまで影響が及んでおり(経済産業省、25年2月)、被害が1社で完結しないことは、もはやデータで裏付けられた現実です。
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【アメリカは「ISAC」で被害の連鎖を止めた実績あり】
