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映画『君のクイズ』で脚光 "治安が悪い街"から激変した「川崎」の今と、「謎解き」が94億円規模で"全国に貢献"のカラクリ

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君のクイズ
「令和最大のクイズミステリー」という映画『君のクイズ』。ロケ地となったのは…(画像:映画『君のクイズ』公式Instagram @eigayourownquizより)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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現在、高校や大学のクイズ研究会などに所属するクイズ愛好家の学生が目指す最高峰のクイズ大会の1つが、「abc/EQIDEN(エキデン)」と言われています。

03年に始まった大会ですが、26年は、個人大会である「abc」に1209人、チーム戦である「EQIDEN」には70チームが出場しました。

また、日本最大規模と言われる早押しクイズの全国リーグ「AQL」には、26年3月開催の会に過去最大規模である3567人が参加し、頭脳を競い合いました。

急成長する「クイズ・謎解き市場」と経済効果

さらに、15年にスタートした「みんなで早押しクイズ」という早押しクイズに特化したスマホアプリは、すでに100万人のダウンロード数を突破し、急成長市場となっています。

先述したクイズノックなどの先駆的なチャレンジによって「謎解きブーム」が巻き起こり、全国の自治体に「謎解きゲーム」を活用した地域活性化の波が来ています。

財務省関東財務局の資料によると、「謎解きゲーム・脱出ゲーム」の全国での市場規模は、24年時点で約94億円にまで達しています。

「楽しいから始まる学び」をベースにした要素により、それまで表面的にしか語られてこなかった地域の魅力を深く掘り下げることになり、それを引き出す原動力が今も生み出され続けていると考えられます。

本作『君のクイズ』の公開を機に、クイズや謎解きによる「知」を通して地域を深く理解し、そこからさらに多くの新しい交流が生まれることを期待しています。

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