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ライフ #国際結婚、そのあとで

腎臓は3%しか機能せず…死の淵から生還した《82歳女性》が回顧する"動乱の56年" 国際結婚、夫との別れを経た彼女の現在

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山内政子さん
スペイン人の夫を亡くして6年……。山内政子さん(82歳)の現在に迫る(写真:Ruben Garesさん撮影)
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「年を取ったと感じること? ないのよ。それがいけないのね。だから、無理をしてしまうの。今回、体を壊したのは、いい経験だった。少しブレーキをかけることを、覚えなきゃいけなかったのね」

サンタンデールの海を背景にした家族写真。娘2人、孫4人と(写真:Ruben Gares撮影)

夢で、起こしに来た夫

夫を亡くしてから、6年近くが経った。政子さんは、「常に、夫が一緒にいてくれてる感じがする」という。

生前の夫は、考えすぎて自分の中に入り込んでしまうことがある、難しさを抱えた人だった。だが決めたことは最後までやり遂げる。晩年、病床で夫はこう言った。

「僕は全部やることをやった、後悔はない。君はまだ元気だから、楽しんでおいで。もうダメだと思ったら迎えに来るから」

その約束が、今も続いているように政子さんには感じられる。

若かりし頃の政子さんと夫・ラモン。幼い長女と記念撮影。白黒写真でも、当時の幸せが鮮やかに伝わってくる(写真:山内政子さん提供)

何かをしているとき、ふと、そばに夫がいる気がする。気づけば、ひとりで夫と話していることもある。

一度、こんなことがあった。

朝に約束があって、早起きをしなければならなかった日。寝坊しかけた政子さんを、夢の中で、夫が起こしに来た。

「若いころの彼でね。私が初めて編んだセーターを着てたの。『起きないと、バスに乗り遅れるよ』って」

はっと目を覚ますと、本当に寝坊をする寸前になっていた。

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【だから、寂しくない】

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