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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「登坂不動産」は吉祥寺にある設定だが…『正直不動産』の知られざる"本当の聖地"と、JR中央線沿線のリアルな住宅事情

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大人気シリーズが待望の映画化。その舞台地を巡ります(写真:©︎大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 ©︎2026 映画『正直不動産』製作委員会)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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また、ドラマ版では大森駅からすぐの商店街にある、1971年創業の喫茶店「珈琲亭 ルアン」でも撮影が行われました。昭和の雰囲気が色濃く残る魅力的な純喫茶で、美味しいコーヒーやケーキを味わうことができます。

ちなみに同店は、ドラマ『まだ結婚できない男』(2019年、フジテレビ)や『最愛』(21年、TBS)、『正直不動産』と同じく夏原武さんが原案を手がけたドラマ『クロサギ』(22年、TBS)でも、それぞれ印象的なシーンで使用されています。

レトロな外観で雰囲気たっぷりの「珈琲亭 ルアン」(写真:筆者撮影)
クラシカルな店内は落ち着けるムードです(写真:筆者撮影)
ブレンドコーヒーと黒糖きなこのロールケーキをいただきました(写真:筆者撮影)

さらに、同じ大田区内にある「洗足池公園」(東急池上線・洗足池駅)でも撮影が行われており、大森から洗足池へと巡るコースは、『正直不動産』ファンの定番の聖地巡礼ルートになっています。

急成長を遂げている街といえば…

本作やドラマ版の作中でもたびたび名前が登場するのが、新宿から一直線に西へ向かうJR中央線沿線の街です。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、三鷹、武蔵小金井、国分寺、国立、立川と続き、それぞれ個性豊かな街に特徴的な物件が多数存在し、不動産事情も大きく異なります。

吉祥寺駅から西へ向かったお隣の駅が、三鷹駅。三鷹といえば太宰治ゆかりの地として有名です。太宰がよく弟子を連れて散歩に訪れていたといわれるJR三鷹駅近くの跨線橋「三鷹跨線人道橋」は、惜しまれつつも23年12月に閉鎖・撤去されてしまいました。

1929年に設置され、今はなき「三鷹跨線人道橋」。全長約93m、幅約3m、高さ約5mで、古レールが使われていました(写真:筆者撮影)

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【『千と千尋の神隠し』に出てくる湯屋のモデルの1つも】

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