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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「登坂不動産」は吉祥寺にある設定だが…『正直不動産』の知られざる"本当の聖地"と、JR中央線沿線のリアルな住宅事情

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大人気シリーズが待望の映画化。その舞台地を巡ります(写真:©︎大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 ©︎2026 映画『正直不動産』製作委員会)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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中村雅俊さん主演、26年1月に50年ぶりに映画化され話題を呼んだドラマ『俺たちの旅』(1975〜76年)をはじめ、豊川悦司さんと常盤貴子さん出演の大ヒットラブストーリー『愛していると言ってくれ』(95年)、又吉直樹さん原作の映画『火花』(2017年)に至るまで数多くの作品が撮影され、現在でも多くのファンが足を運んでいます。

しかし、そんな武蔵野市にも不動産事情ならではの危機感はあります。

先述の大東建託の調査でも、吉祥寺は人気とはいえ、実際には「住んでいない理由」として、「家賃の高さ」や「通勤の不便さ」が挙げられていました。

映画撮影中のメイキングショット。テレビドラマ版から監督を務める川村泰祐さんと打ち合わせする山下智久さん(写真:©︎大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 ©︎2026 映画『正直不動産』製作委員会)

吉祥寺よりもさらに遠くの中央線沿線に住む筆者からすれば「吉祥寺でも通勤が不便なのか」とため息をついてしまいますが、こうした影響もあり、武蔵野市からより都心部へとオフィスを移転する企業も目立ってきているようです。

実写版『正直不動産』実際の“聖地”は?

『正直不動産』で主人公が勤める「登坂不動産」は吉祥寺が舞台とされていますが、本社ビルの外観撮影は、映画版とドラマ版どちらも、実は大田区大森にあるオフィスビルで行われています。そのため、『正直不動産』の聖地として密かに脚光を浴びているのが大森なのです。

主人公・永瀬が務める「登坂不動産」。実際のロケ地は……(写真:©︎大谷アキラ・夏原武・水野光博/小学館 ©︎2026 映画『正直不動産』製作委員会)
JR大森駅から徒歩10分ほどの場所にあるオフィスで、「登坂不動産」の外観が撮影されました。筆者が訪れた日はあいにく修繕工事中でした(写真:筆者撮影)

大森といえば、モース博士が汽車の車窓からあの有名な「大森貝塚」を発見した街として広く知られています。その遺跡庭園はJR大森駅から徒歩7〜8分ほどの場所にあり、今でもモース博士の銅像とともに貝塚の様子を見学することができます。

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【ロケ地として引っ張りだこの「純喫茶」】

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