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イギリスからアメリカ、そして中国へ―覇権交代の歴史が示す世界の未来は?世界戦争の勃発、思想の崩壊の可能性も

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2026年5月15日、北京の中南海で習近平国家主席と会談するアメリカのトランプ大統領(写真:China Pool/Getty Images)
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オランダは、フランスやスペインがとっていた重商主義政策(商業を中心に経済を発展させる政策)から脱却できず、イギリスで勃興していく工業力によってその地位を追われた。産業革命による工業力を前提にした、いわゆる資本主義システムの登場である。

いわば、ヨーロッパ大陸を発展させた絶対主義的王政と重商主義的政策は、島国イギリスの資本主義的システムによって崩壊していったのである。

資本主義的システムは、商品の売り買いではなくモノづくりである。革命的な工業発展によって商品市場を支配し、軍事力や経済力で世界を支配していくというものであった。

覇権国・フランスによるナポレオン戦争

軍事的、政治的にはオランダは覇権国ではなかったが、覇権国であったフランスは19世紀前半、イギリスに覇権的戦いを挑む。それがナポレオン戦争(1796~1815年のワーテルローの戦いまでを指す)である。

ナポレオンの大陸封鎖令は(1806年のイギリスの海洋封鎖に対する経済的対抗処置)、フランスとイギリスのシステムのどちらが優勢かを決める戦いであった。ナポレオンはヨーロッパ全土を支配し、イギリスからヨーロッパ市場を奪うという経済制裁を与えたのだが、結局イギリスは非ヨーロッパ地域を新たな市場として開発し、結局この勝負に勝利する。

それは軍事的勝利であり、なおかつ経済的勝利であった。今、中東やウクライナで起こっている戦争もこれとよく似ている。つまり、アメリカはナポレオン同様、ロシアに対して経済封鎖を仕掛けたことでかえってその力を失い、自ら墓穴を掘っているということである。

愚かなことに、25年にアメリカは「関税障壁」という高い壁を作ったことで、自らが築きあげた自由貿易体制、世界経済システムの主役としての座を降りてしまったのである。

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【イギリスによる世界支配】

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