新型CR-Vが採用するホンダセンシング360の機能には、ほかにも「車線変更時衝突抑制機能」が搭載される。車線変更時、後方から接近する隣接車線の車両を検知して、警報で知らせるほか、衝突回避のためのステアリング操作を支援する機能だ。
また、停車からの発進時または低速走行時に、左右前方から接近する交差車両の情報を通知する「前方交差車両警報」なども採用。これら全19もの機能を装備することで、安全運転支援システムの点でも、上級SUVらしい充実度を誇っている。
新型CR-V、価格は512万2700円スタート
新型CR-Vでは、さらにGoogleを搭載した9インチの「ホンダ・コネクト・ディスプレー」も採用。マップやスマートフォンのお気に入りアプリなどを車内で使えるほか、音声操作にも対応して便利だ。また、車両のノイズを低減するための音を室内の専用スピーカーから出す「アクティブノイズコントロール(ANC)」も搭載。高速道路の合流などで加速する際なども、室内は比較的静か。助手席や後席の乗員との会話もしやすい。
価格(税込み)は512万2700円~577万9400円。当モデルが出るまで、ホンダSUVの最上級モデルだった「ZR-V」の価格(税込み)が370万7000円~472万7800円だから、CR-Vは価格面でもプレミアムだ。同じ2.0Lハイブリッド車ながら、ゆったりした室内や先進装備などではやはりCR-Vのほうが上。新型のこうした付加価値と500万円以上の価格帯に対し、市場がどのような反応を示すのかが今後注目だ。
ホンダは、次世代BEV「ゼロシリーズ」などの開発凍結を発表し、電動化戦略の見直しを図っていることはご存じのとおり。そんななか、ハイブリッドSUVは当面の主力となる可能性が高い。その中核を担う新型CR-Vの出来栄えは、今後のホンダの販売戦略を占ううえでも重要だ。
完成度は高い。あとは、この価格帯や仕様で、どこまで支持を広げられるかが問われることになる。
