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「エプスタイン事件」解明のカギを握る…1冊の黒い手帳が思い起こさせる、松本清張が描いた《昭和の傑作サスペンス》

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エプスタインが遺した「ブラックブック」が思い起こさせる昭和の名作とは(写真:tetsuro125/PIXTA)
  • 小林 雅一 KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授
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下院監視委員会はパム・ボンディ司法長官への召喚状を検討するなど、法的措置をちらつかせて司法省を追い詰めていった。

文書が開示されると米国議会は大混乱に

こうした圧倒的な圧力に抗しきれず、司法省は漸く重い腰を上げる。

法定期限から40日以上も遅れた2026年1月30日、司法省は一気に300万ページ以上の追加資料を公開した。「追加」と言っても、それ以前の開示分量がごくわずかであっただけに、実質的にはこれが最初の本格的なエプスタイン文書の開示といえるだろう。

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しかし、この大規模公開には大きな手抜かりがあった。司法省は当初、(事件当時の)少女ら被害者の保護を理由に一部の情報を非公開とするはずだったが、実際に開示された資料には被害者の実名やヌード写真などのプライベートな情報がかなり含まれていたのである。

これらの不手際やそれ以前の隠蔽疑惑を受け、下院司法委員会は2月11日に公聴会を開催してボンディ司法長官を召喚した。証言席に腰を下ろした長官と相対峙した議員席の背後からは、被害者の女性たちが長官に厳しい視線を投げかけていた。

この席で議員たちから「(被害者の実名やプライベートな写真を公開したことについて)ここにいる被害者の皆さんに謝罪しなさい!」と叱責されたボンディ長官は、「私たちは限られた時間内で最善を尽くしました」としおらしく弁解する一方、被害者への謝罪要求は曖昧に拒否する姿勢を見せた。

それでもしつこく謝罪を求めて詰め寄る議員らに、ついに切れたボンディ長官は、握り拳でドンと机を叩いて「あんたたちこそ大統領に謝りなさいよ! エプスタイン文書を公開したのは(バイデンじゃなくて)トランプ大統領よ。彼は史上最も透明な大統領(the most transparent president)なのよ!」と怒りも露わにまくし立てた。

これをきっかけに、議会公聴会の会場は怒号が飛び交う大混乱となった。

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