「Pura X Max」の本体サイズは、開いた状態で縦120mm、横166.5mm。7.7インチのディスプレイは横長寄りの比率で、動画コンテンツを楽しむのにちょうどよい画面サイズとなっている。 閉じた状態では本体が85mm×120mmとなり、外側ディスプレイのサイズは5.4インチクラス、縦横比はほぼ4:3で、スマートフォンで撮影した写真の一般的な比率と近い。
既存の折りたたみスマートフォンの場合、フォールド型は閉じたときに細長い通常のスマホと同等の縦長形状となり、開くとほぼ正方形に近い大画面が現れる。 フリップ型はその逆で、開いたときは一般的なスマホと同じ縦長画面、閉じると手のひらに収まる正方形に近いコンパクトな形状になる。 いずれも「縦長の長方形」と「正方形」に姿を切り替える構造だ。
ところが「Pura X Max」は、そのサイズ感が既存製品とは大きく異なる。閉じた状態でも4:3比率の画面で写真をフルフレームに近い形で表示でき、SNSのタイムラインもある程度しっかりと閲覧できる。 そして本体を開けば、横長の大画面で動画を画面いっぱいに再生できる。画面は大きいものの片手でのホールドもある程度可能で、開いたまま縦向きに構えても表示のバランスは崩れない。
折りたたみ型スマートフォンの欠点を回避
このように「Pura X Max」のサイズ設計は、閉じたときも開いたときも、既存の折りたたみスマートフォンより「使うシーンが具体的に想像しやすい」のが特徴だ。もしアップルが折りたたみiPhoneをこのフォーマットで投入したとしても、コンセプトとして十分に納得感がある。
フォールド型の折りたたみスマートフォンは、開いた状態では大画面が使えるという強みがある。だがほぼ正方形に近い画面は2つのアプリを並べて表示する用途には向くものの、写真や動画といった多くのコンテンツが長方形ベースで作られているため、画面全体を余すところなく活用しにくい。 また、最近のモデルは薄型・軽量化が進んできたとはいえ、開いた状態で日常的に持ち歩くにはサイズ的なハードルも残る。
フリップ型の折りたたみスマートフォンは、「通常のスマホを半分に折りたためる」ことに価値を見出した製品だ。一般的なスマートフォンより価格は高いが、基本的にできることは変わらず、体験の中心はあくまで「コンパクトに収納できること」にある。外側にサブディスプレイを備えるモデルでは閉じたまま地図検索なども一通りできるが、画面は4インチ弱と小さく、また正方形に近い比率のため、情報を一覧するには心許ない。
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