サントリーの新商品「ギルティ炭酸 NOPE」の販売が好調だ。3月24日の発売から1週間で出荷本数2000万本を突破しており、現在でもコンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアなどで、飲料では珍しい黒ベースにピンクという独特の色とデザインのパッケージをよく見かける。
本商品は、甘くて濃い味に加えて、600mlのペットボトル1本あたり336kcalと高カロリーで、健康・美容全盛の現代に逆行している。ゆえに、商品名には「背徳」「罪」を意味する「ギルティ」というネガティブな言葉が使用されている。
“欲望の肯定”こそが「ギルティ商品」のウリ
最近、本商品以外にも「ギルティ」と名の付いた商品を見かけるようになった。「ギルティ炭酸 NOPE」に先立つこと1年前、2025年3月にプリマハムから通常商品よりもカロリー、脂質、容量が増量された「ギルティ」シリーズが発売されている。
一大ブームとまでは言えないかもしれないが、「ギルティ商品」は一定の支持を集めていることは間違いなさそうだ。
このトレンドの理由として、ルールに縛られた現代人のストレスからの解放、健康や美容ブームに対する反動――といった解釈がされることが多い。それは間違いではないのだが、「ギルティ」が受容される背景には、現代ならではの特殊事情もありそうだ。
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【思い出す、平成の「メガブーム」】
