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平成の「メガブーム」とは違う? 1本336kcal《ギルティ炭酸 NOPE》が不健康&高カロリーでも爆売れする"実は悲しい背景"

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ギルティ炭酸 NOPE
健康志向とは真逆の商品が異例のヒットです(画像:サントリー公式サイトより)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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ダイエットしているか、していないかにかかわらず、ギルティ商品の摂取は、精神的な「チートデイ」のような機能を果たしているのではないだろうか。言ってみれば、「日ごろ我慢している自分へのご褒美」でもあるのだ。

食べたいものを心おきなく食べ、「ギルティ炭酸 NOPE」をゴクリと飲めば、快楽の渦へ……(画像:サントリー公式サイトより)
欲求のままの行動に、「ニンゲンしてんね。」というキャッチコピーがピタリとハマる(画像:サントリー公式サイトより)

「当たり前のこと」が改めてウケている

さらに、このトレンドの背景には、若者を中心に昨今の消費者が、日常の食生活に物足りなさを感じているという事情もありそうだ。外食、食品、飲料は軒並み値上がりしている。筆者が勤務する大学の学食でも、4月から値上げを余儀なくされている。

以前は3000円台から食べ放題・飲み放題のメニューがあった大衆居酒屋でも、現在は4000円台後半以上に設定されるようになっている。

近所のスーパーマーケットや個人経営弁当店で弁当や惣菜を買っても、以前と比べて「量が少なくなった」と感じることが多くなった。値段を上げることはしないが、容量やサイズを減らす「ステルス値上げ」も増えている。

アメリカとイスラエルのイラン攻撃による原油価格高騰と、それによるさらなる物価高への不安もある。

ギルティ炭酸 NOPEのCMで描かれているような大食いのシーンは、現代人にとってもはや日常の風景ではなくなっているように思える。

「好きなものを、好きなときに、好きなだけ食べたい」というのは人間の本源的な欲望ではあるのだが、そうした「当たり前のこと」が改めてウケている背景には、心理的にも物理的(金銭的)にも、欲望を満たすことができない、現代ならではの事情もありそうだ。

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