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ライフ #廃墟モールの経済学

「オープン8カ月で運営会社が破綻」「フードコートは銀だこ、丸亀、すき家などが撤退」…千葉の「やや廃墟なモール」盛衰の訳

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BIG HOPガーデンモール印西
「廃墟モール」が「やや廃墟なモール」になった理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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その後、「BIG HOPガーデンモール印西」ではテナントの撤退が相次ぎ、ネット上で「明るい廃墟」などと言われるようになった。

そんな「BIG HOPガーデンモール印西」 に2018年4月、核テナントとしてロピアが出店した。ロピアの集客力により、買い物客が集まるように。また、主に土日祝にファミリー向けのイベントが開催されており、運営会社の尽力も感じられる。

「BIG HOPガーデンモール印西」復活の背景には、印西市の人口増加もあるだろう。施設がオープンした07年9月末時点で約6万2000人であった人口は、26年3月末には約11万2000人にまで増加している。(印西市『人口表』)23年は人口増加率が全国1位、24年は3位となるなど、全国的に見ても人口が増え続けている街なのだ。

前述のとおり複数の空き区画が残り、特に「駅前ビレッジ」は閑散としているものの、一時の廃墟状態は脱している。

廃墟化した4つの要因

冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。

①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、③アクセスの悪さ、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻、⑦核テナントの撤退

「BIG HOPガーデンモール印西」は①競合施設の存在、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻により廃墟化し、核テナントの存在と新たな運営会社による集客により復活傾向にある。

続く後編では、同様に運営会社の破綻後に廃墟化し、新たな運営会社と核テナントのロピアにより復活したモールを取り上げ、より詳しい背景を探っていく。

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