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ライフ #廃墟モールの経済学

「オープン8カ月で運営会社が破綻」「フードコートは銀だこ、丸亀、すき家などが撤退」…千葉の「やや廃墟なモール」盛衰の訳

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BIG HOPガーデンモール印西
「廃墟モール」が「やや廃墟なモール」になった理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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「BIG HOPガーデンモール印西」は横に長い(写真:筆者撮影)
対面にある「牧の原モア」も同じく横長である(写真:筆者撮影)
「BIG HOPガーデンモール印西」から、線路と国道の上を通るデッキを渡った先に「牧の原モア」がある(写真:筆者撮影)

これが屋内型であれば良いのだが、「BIG HOPガーデンモール印西」も「牧の原モア」も大部分の通路に屋根のないオープンモールである。したがって暑い日や寒い日、雨の日は特に買い回りしづらい。お目当ての店舗に来店したとしても、わざわざ傘をさしたり汗をかいたりして、「何か他にも良い店舗がないか」と探す人は少ないだろう。

両施設は広い平面駐車場を備えており、来店客の多くは車を利用しているように見受けられる。とはいえ、せっかく駅前に大型モールが2つもあるのに、そこに回遊性が生まれていないのはもったいなく感じる。

最初から空き区画が存在した

「BIG HOPガーデンモール印西」が一時「廃墟モール」と呼ばれた要因は、動線や形態の問題だけではない。ほかの要因を開業当初から遡って探っていこう。

「BIG HOPガーデンモール印西」は2007年9月にオープンした。多様な価値観を提供する「グレートバリューモール」をコンセプトとし、1日中滞在できる商業施設を目指して開発された。当初はアウトレット店舗が多く集められていた。

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【開業当初からテナント不足】

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