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格安の高速夜行バス「翌日の疲れを減らせる」攻略法 あえて「リクライニングしない」逆転の発想も

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格安系の夜行高速バスに乗っても翌日に疲れを残さない方法とは?(写真:MeeRok/PIXTA)
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まずは座席の位置。ベストの座席は最後部の真ん中のシートだ。バスは中央に通路があり左右に2席ずつ配置されているが、最後部だけは5列となっていることが多い。その真ん中の席は前に座席がないので足が伸ばし放題。窮屈な姿勢で過ごすことが多いバスの車内で、気兼ねなく足を伸ばしたり縮めたりできるのは大きい。テーブルやドリンクホルダーは前の席の後部を活用して設置されているため、前に座席のないこの場所では使うことはできないが、足の曲げ伸ばしが自由にできるというメリットはそれを補ってあまりある。ただ、寝ている女性の脇を男性が通るということを避けるため、多くの格安バスでは前方を男性、後方を女性に割り当てることが多いので、私がこの席の恩恵を受ける機会はほとんどない。

窓側と通路側を比べると、通路側の方が圧倒的に過ごしやすい。昼間であれば窓側は景色が見れるので退屈しないが、夜行バスは車内を暗くするためにすべての窓のカーテンを閉められ、マジックテープなどで開けられないようにしている。そのため、隣に他の乗客がいて、外の景色を見ることができない窓側はただただ窮屈な場所となる。サービスエリアで休憩する際も熟睡している通路側の人にひと声かけなければならない。

ということで、座席は通路側もしくは最後列の中央がいいのだが、格安夜行バスは乗客の乗降区間、性別などを鑑みて運行会社が当日決めるので、自分の力ではどうすることもできないのが実情だ。もし、自分で好きな座席を選べるようならぜひ参考にしてほしい。

サービスエリアで足腰を伸ばす

続いての攻略法はサービスエリアの活用だ。格安夜行バスはトイレのない車両を使っているので、2〜3時間に1度、サービスエリア、パーキングエリアで15〜20分ほどの休憩時間が設けられている。東京―大阪便の場合は、東名の海老名サービスエリア、新東名の遠州森町パーキングエリア、新名神の土山サービスエリアと、およそ8時間の乗車の間に3回ほどの休憩を取る。これらすべての休憩時間にバスから降りて、しっかり足腰を伸ばす。これだけで翌日の疲れがかなり軽減される。

私の実感としては、下り便の最初の休憩場所では多くの人が降車するが、深夜に当たる2回目の休憩場所、空が白み始める3回目の休憩場所で降車する人はごくわずか。多くの人はアイマスクをして寝る、起きても車内でスマホをいじっているという人がほとんどだ。

窓側の人は通路側の人に声をかけづらい。夏は外に出ると暑く、冬は寒いため車外に出るのが面倒くさい。格安バスに乗車したことのある人も、そうでない人も、このように感じる人が多いだろう。だが、3回すべての休憩場所で降車するかしないかによって、翌日の足腰に残る疲れがかなり変わるのだ。深夜に何度も起きるので眠気は残ってしまうが、目的地近くの漫画喫茶などで2〜3時間仮眠を取れば眠気は軽減できる。朝5〜6時に着くバスに乗れば、仮眠を取っても朝8〜9時から眠気を残さず行動可能だ。

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