3位は北海道芦別市(同215.0%)。かつての「炭鉱の町」の急増の中身は技能実習と特定技能で、市内の食品関連事業者などでの受け入れ拡大とみられる。
4位の北海道岩内町(同183.9%)は積丹半島の付け根に位置する漁港町。増加分114人のうち、約7割が技能実習・特定技能の労働力で、漁業や水産加工の人手不足を補っているとみられる。
一方、「技術・人文知識・国際業務」(技人国)も2人から32人へと急増している。ニセコエリアの隣接町として観光関連の専門職や、町内に立地する食料品製造業への技術者の流入も可能性として考えられる。
5位の静岡県東伊豆町(同173.7%)は熱川温泉や稲取温泉を抱える観光地。「家族滞在」資格が3年で14人から79人に急増しており、外国人スタッフが家族とともに暮らしていることがデータから読み取れる。
3年で急激にランクアップした「半導体」関連

人口5万人超の自治体(661団体)で1位となったのは、北海道恵庭市(同136.3%)。札幌と新千歳空港の中間に位置する人口約7万人の街で、隣接する千歳市(7位・同96.7%)、札幌市南区(12位・同85.2%)、苫小牧市(13位・同83.0%)と合わせて、ここでも北海道、とりわけ道央エリアの急増ぶりが際立っている。
在留資格別に見ると、恵庭市の3年間の増加分(739人)のうち、最大の伸びは技能実習と特定技能を合わせた「労働力」で318人。食品工業団地や農業の人手不足を埋める形で倍増した。
次いで「留学」が275人と続く。市内には北海道文教大学や北海道ハイテクノロジー専門学校などの教育機関があり、留学生の受け入れ拡大が単項目では最大の伸びとなった。
そして注目すべきが、「経営・管理」「技人国」「企業内転勤」の伸び(92人)だ。23年2月に千歳市への立地が決定した次世代半導体メーカー、ラピダス。26年4月に試作ラインが本格稼働し、27年の量産開始に向けて準備が急ピッチで進められている。建設関係者や外資系企業からの研究者・技術者の流入がここに含まれているとみられる。
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【半導体で盛り上がるもう1つの街】
