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新卒Z世代社員を「どうせタイパ重視」と決めつけてはいけないワケ "研修講師"が現場で感じた《2026年の新入社員の特徴》

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ビジネス
2026年の新入社員とどう向き合うべきか解説します(写真:kikuo / PIXTA)
  • 大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
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そんな環境の中にいるのですから、偶然性や曖昧さに対して不安を抱きやすい傾向があります。

よって、研修でよく聞くのは、「何をすればいいか明確にしてほしい」「ゴールが見えないと不安になる」という声なのです。

曖昧さへの不安と、過度な最適化で、弱みとしては次の点が挙げられます。

・曖昧な状況に不安を抱きやすい
・完璧を求めすぎて動けなくなる
・最適解を探しすぎて疲弊する

ある企業の人事担当者はこう語ります。

「正解を探しすぎて動けなくなる若手がいる。まずやってみる、が以前にもまして難しくなっている」

これは、AIやSNSが常に最適解を提示してくれる環境で育ったことの副作用とも言えます。

26卒と上手にかかわる「3つのアプローチ」

企業が取るべき育成アプローチとして、「明確さ」「対話」「選択肢」の3本柱を推奨します。

「明確さ」とは、目的やゴール、期待される役割、成長のロードマップなどを丁寧に言語化したり、視覚で提示したりすることです。これにより、若手の不安は大きく減ります。

「なぜこの仕事をするのか」「この作業は何につながるのか」といった背景を理解すると、若手の納得度が一気に上がります。

また、「何を満たせばOKなのか」を示すことで、評価基準が見えると、迷いが減り、行動が早くなります。明確さは、彼らの不安を取り除く最初の鍵になります。

「対話」に関しては、以前より感じている傾向ではありますが、若手は「自分の意見を聞いてほしい」と願っています。マルチタスク業務や多忙、おまけにハラスメントにびくびくする中、対話自体が減っています。業務の指示だけや、一方的な指導ではなく、「あなたはどう思う?」という対話が信頼関係を育てます。

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【成長速度を上げるには】

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