政治・経済・投資 #狂気に正気で立ち向かった男・中村哲 前の記事 次の記事 権威の象徴たる白衣を脱いで作業着に着替えた中村哲、「片腕一本、切り落として詫びるしかなかった」という腹の据え方 11分で読める 公開日時:2026/05/06 05:40 有料会員限定 (撮影:西谷文和) 山岡 淳一郎 ノンフィクション作家 フォロー 1/5 PAGES 2/5 PAGES 中村さんは、常に人びとの「生命」の側に重心を置き、戦争の狂気に立ち向かった。パキスタンのペシャワールの医療拠点で幹部スタッフを集め、こう告げた。 〈食料ば、配ろう。アフガンの人たちを餓死させてはいかん。アメリカが爆弾の雨を降らせるなら、われわれは小麦粉と食用油を配ろう〉 幹部スタッフが「お金はどうするんですか」と訊ねると、中村さんは言う。 この記事は有料会員限定です 残り 4100文字 ログイン 有料会員登録