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ライフ #中年独身男性見習い日記~世界一幸福な"前向きぼっち"の歩き方~

「社会に出てから1人も恋人がいない」35歳独身男性が"ぼっち山登り"に挑戦した結果→手作りおにぎりで知る「幸福の本質」

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35歳独身男性の筆者が、世界一幸福な「前向きぼっち」を極めるために「登山」に挑戦(写真:筆者撮影)
  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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次回は梅干しを入れようかな(写真:筆者撮影)
運動して汗をかき、ちょっと寒かったこともあり、温かい食べ物はありがたかった(写真:筆者撮影)
ブラックサンダー美味しい(写真:筆者撮影)

カップ麺を食べている途中、お尻にモゾモゾした違和感があった。その場で立ってみたところ、お尻に毛虫がいて悲鳴を上げた。さらにコーヒーを飲んでいる途中、一瞬だけ獣の匂いがした。もしかしたら近くにイノシシが潜んでいたのかもしれない。

正直にお伝えしたい。絶景を眺めながらの食事は、世界一のご馳走に感じた。コスパはかなりいいと思う。だけどリラックスはできない。完全にサバイバル。冒険者の飯。日々の疲れを癒やす時間ではなく、より強い自分に成長するための時間……。これが中年独身見習いの私が学んだ“ぼっち山登り”のリアルだ。

お尻にいた毛虫(写真:筆者撮影)

下山後こそがゴールデンタイム? 筆者が学んだ山登りの教訓

下山する前、サラリーマンとして働いていた頃に感じていた「もう日曜の夕方、サザエさんの時間か」「明日から仕事かよ。まじで会社に行きたくねぇなぁ」といった憂鬱な気持ちになった。

道中は小さな虫がほっぺにキス、目玉に飛び込んでくるなどのトラブルが発生。肉体的に疲れているせいか足腰の粘りがきかず、木や木の根をつかみながら下山した。

アスファルトの道に戻る前、自動販売機で110円の缶コーヒーを買った。これを滝の前で飲んだ10分間が、今回の“ぼっち山登り”で最もリラックスできる時間、ゴールデンタイムだと感じた。

無事に下山できた喜びを噛み締めながら飲んだ(写真:筆者撮影)

今回の体験を経て、私は中年独身見習いとして、心のノートに下記の学びを刻んだ。

・山登りは孤独とは対極、都心よりも人との触れ合いがある

・虫が無視できないほどたくさんいて、一人になれる時間がない

・カップ麺は美味しいけれど色々と恥ずかしい

・おにぎりの塩はたくさん振っとけ

・山頂よりも下山後の飲食の方が幸福度が高くなるかも?

中年独身道は一日にしてならず。鍛錬の日々はまだ始まったばかりだ。

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