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ライフ #中年独身男性見習い日記~世界一幸福な"前向きぼっち"の歩き方~

「社会に出てから1人も恋人がいない」35歳独身男性が"ぼっち山登り"に挑戦した結果→手作りおにぎりで知る「幸福の本質」

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35歳独身男性の筆者が、世界一幸福な「前向きぼっち」を極めるために「登山」に挑戦(写真:筆者撮影)
  • 佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター
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小休憩。遠くに「あべのハルカス」が見えた(写真:筆者撮影)

おにぎりとカップラーメンを山頂で食べた「正直な感想」

駅の改札を出てから1時間40分ほどで、ロックガーデンのゴール地点である「風吹岩」に到着した。高台からは大阪の街、大阪湾、和歌山県の山々が見える。

息を切らしながら1歩ずつ、だけど着実に前へ前へと進んできたからだろう。絶景を見た瞬間、自分の中に高揚感と爽快感が生まれた。もしかしたら山登りとは、少しだけ人生に似ているのかもしれない。

風吹岩の標高は437m。奥に見えている高層ビル群は大阪梅田(写真:筆者撮影)
風吹岩からの景色(写真:筆者撮影)

さて、お腹もグーグー鳴ってることだし、楽しみにしていた山頂の食事を楽しもうじゃないか。私はリュックからガスコンロを取り出し……たかったが、周囲には男性2組とシングルの男性がいた。彼らから「家庭用ガスコンロを持ってここまで来たの?」と思われるのが恥ずかしかった。なので彼らが立ち去るまで、15分ほどボケーッと過ごした。プロの独身中年男性であれば、気にせず自分の世界に入れるのだろう。私はまだまだ見習いだ。

そして“運命の時”が来た。私はリュックの容積の70%を占めていたガスコンロと鍋を取り出し、ペットボトルの水を入れた。お湯を沸かして、日清のカップヌードルに注ぐ。待っている3分間の間に、友人の結婚式の引き出物のコップにコーヒーの粉を入れ、ここにも熱湯を注いだ。

意外と重かったガスコンロと鍋と水(写真:筆者撮影)
食後のコーヒーは欠かせない(写真:筆者撮影)

お湯という存在の偉大さに感謝しながら、私はアルミホイルをはがして、まずは塩むすびから食べてみた。うん、普通にうまい。だけど運動したからかな。もっと塩を振ればよかったと後悔した。気が付けば空が雲で覆われている点も、ちょっとガッカリポイント。スズメバチが近くを横切るなど、恐ろしいサプライズもあった。

次にカップ麺を口に入れた。うん、これはかなり美味しい。醤油やシーフードではなく、カレー味にしたのは正解だった。初夏の陽気でもカレーならいける。次回リベンジするときは、お湯を線まで入れないよう気を付けよう。なぜなら食べ残しを山に捨てるわけにもいかないので、汁まで飲み干す必要があるから。食後のコーヒーと合わせると、お腹がチャポチャポになる。

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【“ぼっち山登り”はより強い自分に成長するための時間…】

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