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小泉進次郎氏には「防衛相」たる自覚と資質があるのか、自民党大会での現役自衛官登壇で見えた不作為と無責任さ

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自民党大会で小泉進次郎防衛相(左)と握手を交わす陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣さん(写真:時事)
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しかも、政治工作の可能性もある。陸上自衛隊として積極的に協力した印象も拭えないからだ。

トップの陸上幕僚長が会見で口にした逃げ口上からもその印象を受ける。いつもであれば、私人でも規律や秩序の維持から処分を進める。だが、今回は別扱いにしている。

そもそも陸自は40年前から削減阻止のための政治力涵養に力を注いでいる。選挙前にも投票先について「誰が自衛隊のためになるのかよく考えて」と明言指導していた。

それからすれば協力した可能性はありえる。打診を受けたうえで非公式に「私人」として下士官を差し出した形である。

つけ加えれば、音楽隊も乗り気になりうる立場である。音楽隊は、削減に近い職域の最たるものだからだ。陸自は世界で一番音楽隊が多い陸軍である。定員14万人に21個も存在している。組織や人員整理があれば6個残るかどうかだ。

音楽隊、自衛隊としての政治性の現れ?

実際に関与した疑いも強い。大会には副長も同行参加している。音楽隊として、音楽職域として政党に奉仕したとも疑いうるのである。それにもかかわらず、防衛大臣は処分を進めようとしていない。信賞必罰は組織維持の原則である。「賞するに遠きを遺さず、罰するに近きに阿(おもね)らず」という。その罪が与党への協力であれば、むしろそれゆえに厳罰を示す必要がある。

そもそも大臣の任免権はそのためにある。規則上の任免権者は東部方面総監だが、それは大臣の任免権を貸し与えたものにすぎない。総監も下僚であり口頭指示で処分は進められるし、直接大臣が懲戒免職にもできる。

権限を持ち、それを行使する時機にありながら行使をしようとしない。これも大臣の資質について疑問を抱く事態である。

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【防衛相はなぜ戒めないのか】

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