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ビジネス #すごい中堅企業100 2026年版

「中国勢は脅威ではない。5年でさらにシェア高める」/医薬品精製用シリカゲル世界首位、大阪ソーダ・寺田健志社長に聞く

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寺田健志(てらだ・けんし)/京都大学工学部卒、1988年入社。2017年から現職(撮影:ヒラオカスタジオ)
「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。

直近の売上高は約1000億円と化学業界では中堅規模でありながら、営業利益率は大手を大きく上回る老舗メーカーの大阪ソーダ。医薬品精製用シリカゲルの世界シェア約70%を誇るグローバルニッチトップで、近年は米欧の製薬大手などが手がける糖尿病・肥満治療薬向けの需要が急増している。

独自の強みと展望について、2017年から社長を務める寺田健志氏に聞いた(取材は4月1日に実施)。

われわれの製品がスタンダードになっている

――なぜニッチトップになれたのでしょうか。

グループ企業理念として、「独創的な技術と製品」を大切にしている。

われわれは中堅規模の企業であり、超巨大企業のように大量生産で稼ぐような製品は扱わない。有機合成など技術力を武器に、彼らが狙わないニッチな領域を攻めてきたことが今のシェアにつながっている。

――医薬品精製用シリカゲルは糖尿病・肥満薬向けの需要が旺盛で市場が急速に拡大しており、中国メーカーも参入しています。

楽観的になりすぎてはいけないが、今のところ脅威となるような品質と価格にはなっていない。

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