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会社側は対話を拒絶
ーーオアシスは臨時株主総会で、サプライチェーンの管理体制や内部統制を担当する弁護士3人を推薦し、調査者として選任するよう求めています。
内部告発者から深刻な情報提供があった。花王は“ESGの先進企業”を標榜しているが、その裏で、他社が人権侵害や環境破壊を理由に取引を停止した高リスクなパーム油サプライヤーから、依然として調達を続けているという指摘だ。
このままでは会社が取り返しのつかないリスクを背負うと判断し、臨時株主総会の請求を決断した。
私たちは長期株主として、花王と対話を試みてきた。しかし、その努力はことごとく無視されてきた。今回の請求を公表後も、予定されていた長谷部佳宏社長との面談がキャンセルされるなど、会社側は対話を拒絶している。
ーーパーム油の調達先が、具体的にどのようなビジネスリスクに直結すると考えていますか。
現在、欧米では森林破壊や強制労働に関わる製品への規制が極めて厳格化している。
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