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トヨタ「ウーブン・シティ」は100年後も存続しているのか? 永遠に未完成の町「強さ」と「脆さ」

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AI豊田章男君、隈部CEO、アブスマイヤーCTO、豊田大輔氏。質疑応答で筆者が質問した
AI豊田章男君、隈部CEO、アブスマイヤーCTO、豊田大輔氏。質疑応答で筆者が質問した(写真:トヨタ自動車)
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KAKEZANとは「人と人が織りなす社会」の中で、「人と人」「人とこと」「こととこと」など、ウーブン・シティという場に人が集うことでイノベーションへと結びつけていく、という考え方だ。

あれから約7カ月が経ち、フェイズ1には約100人のウィーバーズ(住民)が暮らし、さらに今回は「カケザンにより事業化を加速させるための仲間づくりの場」として、「インベンターガレージ」が生まれた。

インベンター ガレージの公開展示(筆者撮影)

これは「インベンターの活動に不可欠なエッセンシャル機能である、『働く』『作る』『試す』『交流する』『生活する』をワンストップで提供できるプロダクト・サービスの開発拠点」だと位置付けられている。

エントランスエリア、モノづくりエリア、ラボエリア、コワーキングエリア、宿泊エリア、テストエリア、そしてコミュニティエリアの7つのエリアで構成されており、ここでのキーワードは「ヘリテージ×イノベーション」だ。

ヨタハチやソアラが作られた工場の跡で

インベンターガレージの建物は、トヨタ自動車東日本のプレス加工など量産車生産を行っていた東富士工場そのもので、それをベースに大規模にリノベーションしている。

床のところどころに傷があったり、壁に大型プレス機によるオイル染みを残したりと、直感的にヘリテージを感じ取れる工夫がある。

自動車生産拠点としては、旧:関東自動車工業・東富士工場として1968年から稼働を開始し、トヨタ自動車東日本・東富士工場への移行後も含めて、合計52年間で約7000人が従事してきた。

ヘリテージを感じさせる織機も展示されていた(筆者撮影)

「スポーツ800」「センチュリー」「AE86」(カローラ・レビン、スプリンター・トレノ)、「マークⅡ/チェイサー/クレスタ」「セリカ」「クラウンワゴン」「コンフォート」「ソアラ」「カローラフィールダー」「ポルテ/スペイド」「カローラ スパシオ」など、752万台がこの地から巣立っていったのだ。

だから、この場所に立っていると「ものづくり」という言葉が、とてもしっくりくる。

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【すでに生まれた「地元民の声」】

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