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なぜANAは"一斉足切り"を選んだのか JALとの比較で見えた戦略の差 ついにメスが入った上級会員制度

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ANAの飛行機
ANA「スーパーフライヤーズカード」会員のラウンジ利用条件が変更された(写真:natchan/PIXTA)
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このニュースが流れると、Xなどは賛否両論を含む多数の意見であふれた。

これらの意見は大きく分けて3つに分類される。

賛成派

・いまのANAラウンジはあまりにも混雑している。今回の改定でラウンジに入れる人が減り、改善されるだろう。

・企業が継続的に貢献する顧客を優先するのは当然のこと。

・年間300万円の決済額は月25万円。メインカードにするならそれほど高いハードルではないだろう。

反対派の主張

反対派

・ANAはかつてSFCを「永続的なサービス」と謳っていた(その画像をキャプチャーしたものをアップする人も現れた)。

・決済額300万円というハードルは高すぎる(メインカードなら可能でもANAカードをメインカードにはしたくない)。ラウンジにそこまでの価値はない。

・ANA自体がプレミアムポイント2倍キャンペーンで修行を誘発する状況をつくり、上級会員を増やしておいて金額でハードルを設定するのはフェアではないのではないか。

中立派・傍観派

・自分は安全地帯にいると高みの見物で、ラウンジ利用が維持できないと慌てている人を冷笑する姿はどうなのか。

・赤組(JALの上級会員)なので直接的な影響はない。

あげるとキリがないが、ともかくネット上の航空界隈は一時この話題で持ちきりとなった。

なお、2026年12月1日以降に適用される「ANAスーパーフライヤーズ会則」を確認すると、次のようになっている。

2026年12月1日以降に適用される「ANAスーパーフライヤーズ会則」(画像:「ANAスーパーフライヤーズ会則」より)

この会則から読み取れることは、金額などの条件に応じてSFCを区分することは会則に定めるほど固定的であるということだ。その一方で年間300万円が永続的などうかはもちろん分からない(少なくとも当面はほぼ確実に現状のままと推定はできるが)。

客観的な視点にたてば、ANAマイレージクラブにおいてSFCのクレジットカード維持によるラウンジ利用とスターアライアンス保持はハードルが低いといえる。ANAのダイヤモンド会員の維持に必要な年間の獲得プレミアムポイントが10万ポイント、ANAのプラチナ会員は5万ポイントとなる。

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【フライトのみで達成するには…】

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