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なぜANAは"一斉足切り"を選んだのか JALとの比較で見えた戦略の差 ついにメスが入った上級会員制度

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ANAの飛行機
ANA「スーパーフライヤーズカード」会員のラウンジ利用条件が変更された(写真:natchan/PIXTA)
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先に動いたのはJALだった。24年1月から「JAL Life Status プログラム」へと移行。既存のJGC会員は従来どおりカード保持によって上級会員維持を認める一方で、新規のJGCになるためには、非常に高いハードルを設定。それにより、新規参入を絞るという形をとったのだ。

言い換えれば「既存の会員にとって甘く、新規で獲得しようとする人には厳しい」ルールとなった。

ルール変更点

これに対してANAは今回どのようなルールを設定したのだろうか。

詳しくはANAのサイトで確認できるが、次のようになる。

2026年12月16日から2027年12月15日までの「判定期間」にANAカード・ANA Payの決済額が300万円を超える

「ANAスーパーフライヤーズカード SFC PLUS」となり、従来どおり、スターアライアンス・ゴールドのステータスとANAラウンジへのアクセスが認められる(マイル特典として5000マイルも獲得)。
2026年12月16日から2027年12月15日までの「判定期間」にANAカード・ANA Payの決済額が300万円未満である

「ANAスーパーフライヤーズカード SFC LITE」となり、スターアライアンス・シルバーのステータスを獲得。ANAラウンジを含むスターアライアンスのラウンジは利用できない(ANAグループ運航便搭乗時、ラウンジ以外の各種サービスについてはこれまで通り利用できる)。
現在、SFC会員は自動的にスターアライアンス・ゴールド会員となり、スターアライアンス提携各社のラウンジにくわえて、スターアライアンスラウンジも利用できたが、2028年度以降は「ANAスーパーフライヤーズカード SFC PLUS」のみが利用可能となる(画像:スターアライアンスホームページより)

この制度変更はSFCの獲得時期にかかわらず、すべての人が対象となる。

なお、ANAグループ運航便において100万ライフタイムマイルに到達すると、決済額にかかわらず「ANAスーパーフライヤーズカード SFC PLUS」となる例外がある。

300万円以上というハードルについて、家族会員の利用分は本会員の利用分に合算される。また、ANAカードからANA Payへのチャージは対象外となる。

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【変更に対しては賛否両論】

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