ホルムズ海峡の実質的封鎖以降、供給不安が高まりクローズアップされたのがナフサだ。原油を精製して造られ、最終的にはプラスチックや合成樹脂、ゴムなど多様な化学製品へと姿を変える。
「官民挙げてナフサの調達に邁進してきた。日本全体では6月中旬から末まで(調達の)メドが立ったのでは」──。旭化成の工藤幸四郎社長は4月15日、この時点での見通しを明らかにした。
工藤氏は業界団体である石油化学工業協会の会長も務める。3月24日、石化協会長としての会見では「全体的にみると4月の稼働はいけるのではないか」と述べていた。各社の「採算度外視」(石化大手広報)の調達努力により、確保が見通せる期間は延びた。
輸入ナフサの74%が中東から
国内で使われるナフサのうち、輸入原油を国内で精製して得られる国産ナフサは39%。残り61%は、海外からナフサの状態で輸入している。この輸入ナフサのうち、中東からが74%を占める(2024年時点)。
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