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ビジネス #イランショック 震える日本経済

日本経済の急所「ナフサ」 、中東依存・備蓄なし・供給不安が不足を招く/5月末に輸入途絶も?

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石油コンビナート
石油コンビナートで原油からナフサ、さらに各種原料が造られる(写真:Getty Images)

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イラン攻撃を契機としたホルムズ海峡封鎖で、世界の供給網は大混乱に陥った。本リポートではその深刻度に迫る。

ホルムズ海峡の実質的封鎖以降、供給不安が高まりクローズアップされたのがナフサだ。原油を精製して造られ、最終的にはプラスチックや合成樹脂、ゴムなど多様な化学製品へと姿を変える。

「官民挙げてナフサの調達に邁進してきた。日本全体では6月中旬から末まで(調達の)メドが立ったのでは」──。旭化成の工藤幸四郎社長は4月15日、この時点での見通しを明らかにした。

工藤氏は業界団体である石油化学工業協会の会長も務める。3月24日、石化協会長としての会見では「全体的にみると4月の稼働はいけるのではないか」と述べていた。各社の「採算度外視」(石化大手広報)の調達努力により、確保が見通せる期間は延びた。

輸入ナフサの74%が中東から

国内で使われるナフサのうち、輸入原油を国内で精製して得られる国産ナフサは39%。残り61%は、海外からナフサの状態で輸入している。この輸入ナフサのうち、中東からが74%を占める(2024年時点)。

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