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昔からの商店街、昭和の趣きを残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第1回は「森下」を取り上げる。
江東区の北部、墨田区との境目に「再開発されない街」が存在する。「森下」だ。
森下駅には都営地下鉄新宿線と大江戸線の2路線が乗り入れている。都営新宿線で新宿まで乗り換えなしで20分弱、大江戸線で六本木まで約25分と交通利便性が高い。浅草や上野方面にもアクセスしやすい立地である。
都営地下鉄新宿線と大江戸線の2路線が利用可能な森下駅(写真:筆者撮影)
そんな利便性を有しているにもかかわらず、森下は大規模な再開発がなされていない。再開発されない街、森下はどのような街なのか。
タワマンや高層ビルがなく、下町情緒が残る
森下駅の前には、新大橋通りと清澄通りという大通りが交差している。その交差点付近にタワーマンションや高層ビル、大型のショッピングセンターなどはない。商店街が連なり、チェーン店と地元商店が入り混じっている。
森下駅前の新大橋通りと清澄通りの交差点。付近にタワマンや高層ビルはない(写真:筆者撮影)
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【地元の名店も存在する森下】
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