欲を言うなら、助詞の「も」が出てきたら、一度立ち止まってみましょう。私はも警察と呼ばれるくらい、「も」をパトロールしているのですが(笑)、「も」はいろんな意味を込められる便利な言葉である一方、曖昧になってしまう落とし穴が……。
「頭も近いし」を「頭が近い」としてみました。韻を踏んで、リズムがよくなり、子どもの元気さがさらに感じられますよね。頭がすぐそばに見えるような、迫力が増すと思います。
ジグソーパズルのピースのよう
同じく寝かしつけときの子どもとの距離を表現した歌ですが、私は「ジグソーパズルのピース」という言葉を使っています。それぞれの“らしさ”が出ていて、おもしろいですよね。
うちの子はなかなか寝てくれなくて、おかげで寝かしつけの短歌をたくさん詠みました。あるとき、こちらも眠くなって適当に抱っこしていると、「もっと、まもるかんじで!」とダメ出しされてしまいました。
子どもって語彙は幼くても、ときどき鋭いことを言いますよね。「なんかすいません」と思いながら、抱っこし直したのを覚えています。

