繰り返すが、30歳女性の日常に、倒立のために足を上げる時間はない。まずは両手をつき、足を上げる練習からはじめる。倒立をするためには、マットを蹴って足を上げる動作が必要なのだ。バタバタとしてきれいなフォームではないものの、まだ足を上げられることが確認できたので、早々に次のステップへ移行する。
続いては、手をつき腕を伸ばした状態で足を上げ、そのまま足を掴んでもらって支えてもらう練習だ。体育の授業で誰もが一度はやったことがあるのではないかと思う。この倒立で苦戦する人も多く、鬼門になりがちだという。筆者も支えてもらう状態での倒立はできたものの、頭に血がのぼる状態と、自分の全体重がかかる中で腕を伸ばす状態に耐えきれなかった。
最初はほんの数秒しか維持できず、すぐに降ろしてもらった。繰り返すうちに頭に血がのぼるのには慣れてきた。ただ、やればやるほどに腕の力が衰えていくので、数回で成功させた方が良さそうだと感じた。
12年ぶりの側転、身体はちゃんと覚えていた
「絶対バク転したい」という人に向けては、とにかく倒立を繰り返した上でバク転に進むのだが、筆者の希望で次は側転をすることに。なんと言っても、学生時代に側転はかなり得意な方だったのだ。今でもできるのかどうかを確かめるためにも、側転に時間を割いてもらうことにした。
「倒立もほとんどできているので、側転も試してみましょうか」という声掛けのもと、いきなりやってみることに。自転車の乗り方などと同じで、きっと身体は覚えているはずなのだ。自分を信じて手をつき、足を蹴り上げてみると、意外にもくるりとすんなり着地できた。
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【側転で回れることがうれしくなる】
