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初回5000円~、人通りまばらな「廃墟ビル」近くの"バク転教室"がなぜ黒字? 木更津で見つけたニッチビジネスの「勝ち筋」

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バク転だけでなく、アクロバット全般を教えている教室。いったいどんな人が通っているのだろうか。(写真:筆者撮影)
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「とてつもなく贅沢できる、というほどではないのですが、当初想像していたよりは上手くマネタイズできています。アクロバットはさまざまな習い事の中で交差する要素でもあるので、体操を習っている子以外にもニーズがあったのです。

さらに、あらゆる運動系スクールの中でもバク転はニッチな技能なので、教えられる講師の確保という点でも競合が現れづらい。まさにブルーオーシャンなジャンルだったため、利益を上げられたのだと思います」

「できたら卒業」にならない、リピーターが生まれる理由

バク転以外のアクロバットを教えるとはいえ、できるようになったら辞めてしまう人も多いのではないだろうか。例えば、パーソナルジムの利用者を見ても、目標のダイエットができたらそこで通うのを辞める人が多いように見える。リピーターの確保が難しい上、ニッチジャンルゆえの集客の難しさは課題となってきそうだ。

「もちろん、できるようになれば辞める方もいます。一方で、実はフィットネス感覚で通い続ける方もいらっしゃるんです。また、一度バク転ができるようになったからといって、そこで終わりにするのではなく、より美しく回転できるよう精度を高めたいという方もいます。

さらに難易度の高い技にチャレンジする方もいて、ある程度リピーターも獲得できているのが現状です」

なるほど、できるようになったから辞めるのではなく、定期的に通い続ける人も少なくないようだ。では、いったい何度目のレッスンでバク転できるようになるのだろうか?

「お客様によって大きく変わるので、明確に何回という基準があるわけではないんです。例えば、チアをしていて身体が柔らかいお子さんなら初めての体験で成功する場合もあります。元々体操をしていたけど、バク転だけはできなかったというお子さんも同様です。

一方、普段あまり運動はしていないけど、バク転できるようになりたいという大人の方であれば平均7〜8回ほど通ったタイミングで一人でできるようになっていますね」

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【バク転パーソナル教室木更津店の料金表】

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