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日経平均株価が「5万9600円」を一時突破、強気相場は続くのか? ベテラン市場ウォッチャーに聞く今後の投資戦略

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日経平均株価は4月16日に年初来高値を更新した(写真:梅谷秀司)
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「夏枯れ相場」でも注目の銘柄は?

──5月以降の具体的な投資スタンスを教えてください。

株式市場には「セルインメイ(5月に売れ)」という言葉がある通り、明確な季節性が存在する。7月から9月にかけては「夏枯れ相場」となり、商いが薄く調整含みの展開になりやすい。外国人投資家が9月に売り越し、10月に買い越すという経験則に基づけば、相場の本格的な転換点は、「証券投資の日」である10月4日頃になると見ている。

マクロ環境では、8月のジャクソンホール会議におけるウォーシュ次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が注目されるが、原油価格の高止まりから、市場に好意的な内容を期待するのは難しいだろう。

当面の日本株の支えは、こうした懸念を跳ね返すだけの企業業績だ。4〜5月の決算発表の内容が市場の方向性を決定づけることになる。

──夏枯れ相場の中で、注目すべき個別材料はありますか。

10月に行われるTOPIXの構成銘柄見直しだ。プライム市場の銘柄が約1200社へ絞り込まれる一方、スタンダードやグロース市場から新たに約50銘柄が採用される模様だ。

新規採用銘柄の組み入れは10月だが、採用銘柄は8月末までの浮動株時価総額などで決まるため、ボーダーライン上の銘柄には先回り買いの妙味がある。

具体的には、造船関連銘柄人気の波に乗って時価総額を伸ばしている寺崎電気産業やダイハツインフィニアース、ジャパンエンジンコーポレーションなどのスタンダード銘柄には、期待が膨らんで大きく化ける可能性がある。

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