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プロ野球パ・リーグ球団間で観客動員に差…日本ハムが「勝ち組」となった一方でスター流出で伸び悩む球団も

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2026年のPayPayドーム(写真:筆者撮影)
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それから20年、球場は老朽化が目立ち、移転、建て替えの計画も出ているが、観客動員は好調で、動員率は90%を超えている。ロッテは、NPBでCRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)を初めて導入した球団として知られているが、ファンクラブを中心としたきめ細かなマーケティングは先進的だ。

ただ、この球場も6月以降は「暑さ」と「湿気」で観客動員が伸び悩む傾向にある。

ZOZOマリン2025年(写真:筆者撮影)

「ドーム優位」の時代、問われる次の一手

こうして12球団の観客動員状況を見て痛感するのは、「ドーム球場の優位性」だ。ドーム球場は「雨天中止」がない。これは運営コストを考えれば非常に大きいはずだ。また、ベルーナドームを除くドーム球場では「暑さ」「寒さ」の問題もほとんどない。異常気象が常態化する日本では、ドーム球場のアドバンテージは今後ますます大きくなるのではないか。

セ・リーグのコラムで触れたが、近年、球団はチケット販売を自社サイト中心に切り替えている。ほとんどの球団のチケットは、大手チケットサイトでは購入できなくなっている。決済についてはローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなどを使うことも多いが、NPB球団は顧客を直接管理しようと考えるようになっている。それだけ、プロ野球チームのマーケティング手法が進化したということになる。

ただ、ここまで観客動員が増加する中で、各球団、NPBは「次の一手」が見えていない印象だ。プロ野球を発展させるために、次は何をするのか。筆者は「球団拡張(エクスパンション)」だと思っているが、各球団はひたすら「昨対」を上げることに専念している印象だ。

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