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プロ野球パ・リーグ球団間で観客動員に差…日本ハムが「勝ち組」となった一方でスター流出で伸び悩む球団も

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2026年のPayPayドーム(写真:筆者撮影)
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以後も観客席を増設し、現在は公称31,272人となっている。外野芝生席を加えて3万人収容ということのようだ。しかし、実際の観客数は3万人を記録したことがない。2.5万人を超えると「満員御礼」が出る。

楽天モバイル最強パークも、中日の本拠地バンテリンドームと同様、貧打線を後押しするために外野フェンスを最大6m前に出して「ホームランゾーン」を作った。ただし、観客席は増設していない。

楽天モバイル最強パーク(写真:筆者撮影)

「ダイナミックプライシング」を2017年に導入し、球場内の物販・飲食はすべてキャッシュレスにするなど、IT企業を親会社に持つ球団らしくシステム導入は先進的だが、球場の老朽化はヤクルトの本拠地・神宮球場と双璧と言えるほどであり、試合が見づらい客席があるなど、快適性ではかなり劣る印象だ。

西武、暑さ寒さのハンデを「推し活」でしのぐ

西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームは、もともと屋根のない屋外球場に後から屋根を載せたものだが、その構造上、空調はほとんど利かない。昨今の温暖化の進行とともに、6月ごろから暑さと湿気が耐えがたい状況になり、遠征に来た日本ハムの新庄監督が苦言を呈するような状況になっている。

西武球団サイドは、大規模なミスト噴出装置を客席に設置したり、水を噴射する装置なども設置したりするなど、努力を重ねてきた。昨年、当コラムでも紹介した通り、西武球団は「暑さを凌駕する体験価値を設計する」というコンセプトのもと、観客動員を推進してきた。

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