この券種は、コロナ禍の2020年に発売された「セレクトシート」が始まりで、翌年から「カスタムセレクト」となった。観客動員回復の一助として始めたと思われるが、それでも平日は客席に空席が目立つ。球団としては、安価なチケットで入場しても、物販や飲食で客単価を上げようというところだろう。ソフトバンクの本拠地ペイペイドームは、売り子の数が非常に多い。
日本ハム、エスコンフィールドで「ボールパーク」を体現
2023年に札幌ドームからエスコンフィールドに拠点を移して4年目、日本ハムは観客動員ではパ・リーグ唯一の「勝ち組」になろうとしている。
ファイターズというより、エスコンフィールドそのものが一つのテーマパークと言ってもよいほどの人気となり、周辺施設を含めた「Fビレッジ」に試合がない日も観客が訪れるようになっている。日本ハムは「平日のデーゲーム」で修学旅行生を誘致するなど、斬新なマーケティングを展開してきたが、今や平日でもチケットの入手が困難になっている。まさに「ボールパーク構想」の最先端を行く球場だ。
ただ、数字的には動員率は90%前後とそれほどでもない。これは、客席数は3万人前後だが、シートのない立見席を最大5000枚ほど販売しているためだ。それも含めたキャパは3万5000人になっている。公式サイトの「Fチケ」では、すでに夏までのチケットが販売されているが、残り僅少となり、「ダイナミックプライシング」で内野席は1万円前後にまで値上がりしている。
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