東洋経済オンラインとは
ライフ #日本野球の今そこにある危機

プロ野球パ・リーグ球団間で観客動員に差…日本ハムが「勝ち組」となった一方でスター流出で伸び悩む球団も

9分で読める
2026年のPayPayドーム(写真:筆者撮影)
2/6 PAGES

この券種は、コロナ禍の2020年に発売された「セレクトシート」が始まりで、翌年から「カスタムセレクト」となった。観客動員回復の一助として始めたと思われるが、それでも平日は客席に空席が目立つ。球団としては、安価なチケットで入場しても、物販や飲食で客単価を上げようというところだろう。ソフトバンクの本拠地ペイペイドームは、売り子の数が非常に多い。

日本ハム、エスコンフィールドで「ボールパーク」を体現

2023年に札幌ドームからエスコンフィールドに拠点を移して4年目、日本ハムは観客動員ではパ・リーグ唯一の「勝ち組」になろうとしている。

ファイターズというより、エスコンフィールドそのものが一つのテーマパークと言ってもよいほどの人気となり、周辺施設を含めた「Fビレッジ」に試合がない日も観客が訪れるようになっている。日本ハムは「平日のデーゲーム」で修学旅行生を誘致するなど、斬新なマーケティングを展開してきたが、今や平日でもチケットの入手が困難になっている。まさに「ボールパーク構想」の最先端を行く球場だ。

2025年のエスコンフィールド(写真:筆者撮影)

ただ、数字的には動員率は90%前後とそれほどでもない。これは、客席数は3万人前後だが、シートのない立見席を最大5000枚ほど販売しているためだ。それも含めたキャパは3万5000人になっている。公式サイトの「Fチケ」では、すでに夏までのチケットが販売されているが、残り僅少となり、「ダイナミックプライシング」で内野席は1万円前後にまで値上がりしている。

次ページが続きます

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象